2016年2月18日木曜日


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映像作家マット・マクハーアンの特集4日目は
当時、インディーズで絶大な人気のあったバンド”R.E.M.”
此処で彼等が歌う歌詞は比喩が多く難解だが調べてみると
”オレンジ・クラシュ”とは米国の清涼飲料の事、しかし
それはベトナム戦争で米軍が使った”枯葉剤”のコードネーム。
此の歌が発表された10数年前に
既にベトナム戦争は終わっていた筈だが
米国には、まだ身体も心も癒されていない
人々が多く居たのだろう。
認識番号を付けた兵士と無垢な子供の遊ぶ姿が
ストイックに対比され
ヘリコプターや軍事訓練の声と重なり
”あの戦争は何だったのだ?”と
ポップな曲調とは全く逆なモノクロ映像で
静かに問題提起をしている。

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