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Vania Borges & Eliades Ochoa- Lágrimas Negras

いよいよ“黒い涙”も今日で最後。

歌っているヴァニア・ボルゲスは

モンゴロイドの血が混じる美人だが、やや太め

でも歌は巧い。

巧いと言えば今や”ブエナ”の生き残りとして

キューバン・ジャズのマエストロ

エリアデス・オチョアは此の楽団のリーダー。

”ブエナ”では立役者ライ・クーダーの影に隠れ

同じギターだから殆どライトを当てて貰えなかったが

実は”ブエナ”のサウンドの要だった。

キューバン・ジャズにライ・クーダーが

無理矢理ドブロ・ギターを混ぜてバランスを崩したが

それを纏めたのは彼だった。

今や殆どの歌手や演奏者が亡くなった”ブエナ”だが

彼は当時若かったので、今でも精力的に楽団を率いて

世界中でコンサートを続け

アフリカのマヌ・ディバンゴ等との競演や

レコード会社を創立したりして大活躍。

キューバ音楽なのにカウボーイ・ハットがトレードマーク。

ヴォーカルも魅力的で良いアルバムを出し続けている。