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誓いの休暇:音楽ミハイル・ジーフ
1956年のソ連映画、
監督は新進のグリゴーリ・チェフライ。
17歳の少年兵アリーシャはナチスの戦車2台を炎上させて
英雄となり六日間の特別休暇を貰い故郷へ急ぐ。
しかし、他人の不幸を放って置けない性格の彼は
帰路の途中、様々な困っている人の世話をして
大事な六日間を殆ど使ってしまい
やっと母の居る故郷の着いた時には
既に戦地に戻る迎えのトラックが来ていた。
そして彼は二度と故郷には戻れなかった・・・
という切ない物語。
映画初出演の少年兵役ウラジーミル・イワショフの
みずみずしい演技が観客の涙を誘った。
此の頃のソ連はフルシチョフのスターリン批判で
ほんの少し文化の”雪解け”が始まった時代。
それでも体制内で此の様な反ソ的映画が作れたのは
まさに奇跡と言えよう。
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