あの夏、いちばん静かな海 - 久石 譲
宮崎駿のアニメから北野武の映画音楽を初めて手がけた作品である。
残念ながら久石譲作曲集の中では凡庸と云わざる得ない。
それは北野武のオーダーに依るものだろう。
監督・北野は「その男凶暴につき」で
彼の持つ暴力性を日本映画始って以来という位に
表現してみせたが、それ以降は自分のエピゴーネン
つまり模倣ばかりしている監督だ。
此の映画では舞台でやっていた毒舌コントを
聾唖者のカップルというヒューマニズムと絡ませて
見せているが、所詮素人の監督だから退屈きわまりなく
此の曲の展開を調べる為に
最後まで我慢して観たが辛かった。
最後まで我慢して観たが辛かった。
彼の映画音楽は「その男・・」以来
どんな作品でもエリック・サティのパクリと
単純なミニマム・ミュージック引用だけ
此れには流石の久石譲も頭を抱えた事だろう。
「座頭市」を担当した鈴木慶一君に期待したが同じであった。
それが北野スタイルと云えば、それまでだが
周りにチヤホヤされ偉そうに、やたらTVに出ている
彼は、とっくに”裸の王様”いや”タケチャンマン”のまま。
もう詰まらない映画を撮るのを止めなさい!と
本当の事を云う人は居ないのだろうか?
・・・と、褒めるのが好きな私としては珍しく辛口。
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