2013年11月20日水曜日

Rhapsody in Blue : Paul Whiteman 
ポール・ホワイトマンは”シンフォニック・ジャズ”という
今で云うジャズ・オーケストラの原型を米国で初めて結成した人だ。
クラシックのヴィオラ演奏者だった彼が
ニューオリンズのデキシー・ジャズをオーケストラに
取り込みシンフォニック・ジャズとして
コンサートで発表したときは観客は驚いたと云う。
此のガーシュインを世に出した名曲”ラプソディー・イン・ブルー”も
彼がオーケストラを編成して発表された。
それまでヨーロッパから来たクラシック音楽と
米国の大衆音楽のジャズは全く
別のものとされていたのを彼が融合させたのだ。
そんな凄いことを、コメディアンの様な
大男がやったのが面白い。
それにしても此の「キング・オブ・ジャズ」という映画
大きな太鼓の上で踊るアフリカン・ダンサーから始まり
巨大なピアノの蓋からポールが指揮する楽団が登場するシーンと
当時のハリウッドのスケールには圧倒される。



0 件のコメント:

コメントを投稿