南から来た用心棒 : フランチェスコ・デ・マージ
故ジュリアーノ・ジェンマは
デビューした「荒野の1ドル銀貨」(1965)から
今日の「南から来た用心棒」含め
最後の「怒りの用心棒」(1969)までのたった4年間で
15本以上の西部劇に主演していた。
だから”マカロニ総括”でも書いたが、
「荒野」「夕陽」「用心棒」「さすらい」と配給会社も
数少ない題名の組み合わせで、さぞかし苦労した事だろう。
それでも、救われていたのが音楽の多彩さ。
モリコーネの意欲的な実験性はマンネリを感じさせず
今日の様な新人作曲家フランチェスコ・デ・マージの起用が
”マカロニ”の寿命を延ばしていたと思える。
フランチェスコはタヒチの少年と鮫との友情を描いた
「チコと鮫」の音楽を担当したその人である。
此の「南から来た用心棒」もメロディアスに歌い上げ
主題歌が日本でも大ヒットした。
それと、此の映画はフランスとの合作なので
映画ファンには嬉しいアニエス・ヴァルダの初期の映画
「5時から7時までのクレオ」(1962)の主演女優
コリーヌ・マルシャンが出演してるのが上のヴィデオでも解る。
もう一つオマケにコリーヌが此処で
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