”テクノの時代”
Call me : Blondie
デボラ・ハリーがヴォーカルの此のバンドは既に
”Heart of Glass"というヒットは飛ばしていたが
ジョルジオ・モロダーと組んだ此の曲で更に加速し
映画「アメリカン・ジゴロ」の挿入歌になった事で
米英チャート1位を記録した。
別に美人でもなく、歌が巧いワケではないデボラが
一躍セックス・シンボルとなったのである。
間奏で唸りをあげるシンセがジョルジオ・モロダーの魔力。
余談だが当時、生前の加藤和彦氏と”EX”という
新人バンドのPVを作っていた私が
「日本には”ブロンディ”の様なバンドが無いね」と云ったら
「あんなの僕は簡単に作れるよ!」と。
”サディスティック・ミカ・バンド”や
アイドル達のプロデュースを沢山手がけていた彼は
ジョルジオの仕掛け等,安易に思えたのかも知れない。
加藤氏自身シンセの超多重録音で
その頃,誰もやっていないサウンドを追求したアルバム
「パパ・ヘミングウェイ」「うたかたのオペラ」
「ベル・エキセントリック」を次々と発表した。
”もう全部やりたいことは、やってしまった”と
彼が最後の頃、云っていたのを思い出す。
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