2026年8月10日月曜日

宇佐美"左門”の男と女
私が宇佐美に越して来たばかりの頃、
家の直ぐ側の八幡神社の前に「左門」という居酒屋が在った。
主は俳優の村田雄浩似で、生まれは四国の香川、うどんを作るのも得意だと。
彼は"寿司も握れる”というのが店の売り。
それまで私は海岸通りを伊東の居酒屋まで夜はチャリで出かけていたが、
此の店は地元、隣の隣、歩いて帰れるのは有り難かった。
店で一緒に働いていた女は男より少し歳上に思えたが
化粧が下手で、描いた眉がいつも左右3cmくらいズレているのが気になった。
当初は2人は仲が良く、夫婦かと思っていたが
ある夜、2人が大喧嘩をしているのに出会してしまった。
「お前が車を持っていって行ったから、ご飯が柔くて寿司が握れない!」
「ワタシは前から今日は使うと言ってたでしょ」と罵り合っていた。
それから暫くして店へ行ったら又2人は更に険悪な雰囲気で
「エアコンはワタシが貰う!」「冷蔵庫は俺のだ!」と
私が、そこに居ないかの様な言い争い。
推察するに此の店を畳むらしく2人の仲も終わって
その財産の所有権をめぐっての争いらしく
私は早々に退散した。
その後、店の前を通ったら看板も何もかも跡形も無く消えていた。
男は他の土地に移ったか、それきり見かけなく成ったが
女はその後、宇佐美のコンビニ店員になり時々見かけ、
相変わらず左右の眉はズレていた。
多分、彼女は”デッサン・力”が無いのだろう。
それにしても”風が吹くと桶屋が儲かる"では無いが
"車が無いと御飯が柔らかく成る"と言う因果関係は
未だに、どう言う事なのか?次に会ったら男に是非聞いてみたいものだ

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