「ザ・コンサルタント」(2016)：ギャビン・オコーナー監督作品

原題はthe accountant＝会計士の事であるが

日本の配給会社がイメージ的にアクション映画らしくないと

判断したか？”コンサルタント”と成った。

それは兎も角、主人公は会計士である。

しかし裏の顔は"殺し屋"それも可成り凄腕の。

映画の冒頭は精神科の医者に子供の障害を相談に来た両親から始まる。

NHKでオンエアしている海外ドラマ「アストリットとラファエル」と同じ

サバン症候群らしき子供である。

入院を薦める医者に軍人の親は、自分が鍛え直すと答え

実際にスパルタ的に格闘技を仕込む。

時は経ち

ある企業が帳簿を見てくれと頼んだ会計士が

此の映画の主人公サバン症候群の男の子が成長した姿。

企業の不正取引をサバン症候群独特の記憶力で見抜いた彼は

何者かに命を狙われる。

その頃FBIは、ある男が次々と人を殺していることに気付き

追っていくと此の会計士に辿り着く・・・。

まあ、必殺仕置人・アメリカ版という訳だ。

主演のベン・アフレックは"スーパーマン"も演じた位だから

見るからにハンサムで正義の味方、会計士が良く似合う。

それが殺し屋なんだから面白い。

周りに達者な脇役大男のジョン・リスゴーやJ・K・シモンズを絡めて

映像はスタイリッシュ。

途中でオチが読めるが、そこそこの出来。

続編も有るらしい。