「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」：(2011)ガイリッチー監督作品

完全に観終わった後で、以前に此れは観ていた事に気が付いた。

私のボケはかなり進んでいる様だ。

ところで此の映画には気になる俳優が沢山出ている。

主役のロバート・ダウニーJrとジュド・ロウは別として

宿敵ジェームス・モリアティを演じた俳優の目は何処かで・・・と

思ったら、あの名優サー・リチャード・ハリスの次男坊

ジャレッド・ハリス！層が厚く侮れない。

そしてシャーロックの兄マイクロフト・ホームズを

演じていた太った奴はスティーブン・フライ。

英国では人気のTV司会者らしい。

そして、少し出ただけで存在感のあるハドソン夫人を演じたのが

尻切れとんぼに終わった「アンという名の少女」の

マリラおばさんを演じたジェラルディン・ジェームス。

それから個性的な顔立ちの刑事レストレートはエディ・マーサン

確かスノーホワイトでは小人だった筈だが

C.Gで縮小されていたんだな。

まだ、居た、「紀元前100万年」で極悪隊長を演じた

凄い悪人面の俳優アヒフ・ベン・バドラがロマの族長をやっていた。

あっ、そうそう今回、ホームズといえばヒロインは

アイリーン・アドラーだが、彼女を差し置いて

最後まで一緒にモリアティと戦うのが

”ドラゴンタトゥーの女”ノオミ・ラパス。

スゥーデン女優だが自らルーツは”ロマ”かも知れないと

だから本作では違和感なく、その熱い血で暴れまくっている。

これだけ面白いキャスティングは、そんなに無い。

監督ガイ・リッチーは、CM向きのスタイリッシュな

映像と編集が得意な監督だが、あのマドンナと

子供を作ったが、離婚したという派手な実生活の割には

犯罪映画「スナッチ」以来ヒット作は無かったが

この”シャーロック”シリーズ２本は大当たりとなった。