2024年1月17日水曜日


「メイキング・オブ・モータウン」
*DVDの解説をそのまま記載すると

”ビートルズやローリング・ストーンズが憧れ、日本を含む世界の音楽に影響を与え続けているモータウン。創設者はベリー・ゴーディJr.。1959年、家族から借りた800ドルを資金にタムラ・レーベルをスタートさせ、モータウンの歴史は幕を開けた。その黄金期を彩ったのは、ミラクルズ、テンプテーションズ、ダイアナ・ロス&スプリームス、フォー・トップス、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5といったスターたち。ダンスやエチケットも含め徹底した管理体制を敷き、全米No.1ヒットを連発していく様は、かつてゴーディが働いていた自動車工場の組み立てラインをヒントにしていた。特にクオリティ・コントロールと呼ばれた品質管理会議は、ソングライターやプロデューサーたちの競争心を煽り、ブランドに磨きをかけていく。『メイキング・オブ・モータウン』は、映画ビジネスに参入すべくLAに本社を移すまでの歴史や名曲誕生秘話を、創設者のゴーディと親友にして戦友のスモーキー・ロビンソンが、旧交を温めながら説き明かしていくドキュメンタリー。関係者や著名人の回想や証言も交えた貴重なエピソードの数々。これは引退を表明したゴーディが初めて語る創業一代記であり、20世紀に最も影響力を持った独立レーベルの正史である。”

それは正に”米国サブカルチャー史”に”映像の世紀バタフライエフェクト”を足した様な近代のアフリカ系アメリカ人の歴史に成っていた。此のドキュメンタリーが唯のベリー・ゴーディJr.のサクセス・ストーリィに成らなかったのは、その時代のシリアスな映像や、それぞれの歌の歌詞やミキシングをアニメーションの展開も素晴らしく、劇場用作品として見応えがあった。ラストに金儲けに政治は持ち込むな!と社会的な歌を避けていた彼に、亡くなったマービン・ゲイの”What's Going On”のメッセージは今尚、今だからこそ人々の心に響く。



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