2023年2月1日水曜日

「ホワイトハウスの陰謀」(1997):ドワイト・リトル監督
原題は「Murder at 1600」1600はホワイトハウスの所在地
要するにホワイトハウスの殺人な訳だが
先に「大統領の陰謀」という名画があって、紛らわしい。
それは大統領が盗聴をしていたというだけで大騒ぎになったが、
トイレに女性職員の死体!明らかに殺人、いったい誰が犯人か?
それウエズリー・スナイプス演じる刑事が現場に呼ばれる。
彼にシークレットサービスのダイアン・レインが応対する。
現場に残された証拠から清掃係が逮捕されるが
出来過ぎていて2人は他に犯人が居るのではないか?と
調べて行くうちに、女性職員は大統領の息子と関係していた
いや、大統領とも・・・と
此の映画はクリントン大統領とモニカ嬢との関係が
騒がれていた頃に作られているのが流石アメリカ!
ウエズリー・スナイプスとダイアン・レインは
上からの圧力と様々な妨害に遭いながらも
真実を突き止めようとするが、犯人は意外な人物だった。
主役の2人がホワイトハウスに出入りできる秘密の地下道の
存在を知っているとかダイアン・レインがオリンピックの射撃で
金メダル保持者とか都合の良いシュチュエーションは
映画の嘘として楽しめば良い。
何より、映画の面白さを作っているのは
此の当時、北朝鮮に米国兵士が拉致され、
彼らを力尽くで奪還しようとする軍部の背景が有り、
大統領を失脚させ様とする陰謀と言うところが又
ケネディ暗殺事件を彷彿とさせてリアル。
私の贔屓のアフリカ系俳優ウエズリー・スナイプスは
少しも刑事に見えない悪人面。
”リトルロマンスの少女”ダイアン・レインは相変わらず美しく
此の監督、スティーブン・セガールのアクション物とか
ロクな映画しか撮ってないんだが、此れに関して私は満点!(笑)

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