2022年12月23日金曜日

英国俳優列伝
ジョナサン・プライス
彼もロンドンのRADA(王立演劇学校)出身である。
それも奨学生で、美術教師をしながら演劇を目指していたらしい。
その彼がブレイクしたのは
”モンティパイソン”のテリー・ギリガム監督の
SF映画「未来世紀ブラジル」
情報統制がされている未来の国のコンピューターの単なる
打ち間違いで、カフカの”審判”の様に連行される男の話だ。
茹で卵の様にツルンとした顔の此の俳優のキャラクターは
此の不運な男に相応しく物語を最後まで引っ張った。
監督テリー・ギリガムは彼を気に入って
「バロン」にも「ブラザーグリム」と起用している。
別な見方をすば、その目付きは鋭く
「007トゥモロー・ネバー・ダイ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」の
サイコ的な悪役としても気味の悪い演技も出来
「G.I.ジョー」では悪いアメリカ大統領。
71歳で「ドン・キホーテ」までピッタリになった。
流石のRADA役者である。

0 件のコメント:

コメントを投稿