2022年12月27日火曜日

英国俳優列伝#6
イアン・ホルム(1931~2020)
彼は日本ではそれ程有名では無いが俳優としての実力は
英国でサーの称号を与えられる位である。
先ずはRADA出身、7歳の時にレミゼラブルの舞台を観て
俳優になろうとしたと言う。
ロイヤルシェークスピアカンパニーに14年在籍し
リチャードレスター監督の「ロビンとマリアン」でイングランド王役から
ディック・リチャーズ監督「外人部隊フォスター少佐の栄光」と
名作の中で存在感を示しリドリー・スコット監督の「エイリアン」の
アンドロイド役で強烈な印象を残した。
「炎のランナー」のコーチ役でカンヌ映画祭男優助演賞
その後もテリーギリアム監督の「バンデットG」のナポレオン役
不思議な国のアリスの原作者を描いた「ドリームチャイルド」の
ドジソン先生役がすばらしかった。
そして昨日のジョナサン・プライスと同じ「未来世紀ブラジル」に
ヒット映画「ロード・オブ・ザ・リング」から「ホビット」と
シリーズ物に欠かせないな脇役として貴重な存在だったが
88歳で永眠、それでも米英の名画の中に生きている。

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