ジャン=ポール・ベルモンド映画 #20
ラ・スクムーンLa Scoumoune(1972):音楽フランソワ・ド・ルーべ
監督のジョセ・ジョヴァンニは1961年に同じベルモンドの
「勝負(カタ)をつけろ」の原作を書いたが映画化が気に入らなくて
自らメガフォンを取りリメイクした。
作家・安倍譲二と同じで”ムショ帰り”のジョセ・ジョヴァンニが
そこで知り合った一匹狼の話をネタにしている。
その男は”ラ・スクムーン=死神”と呼ばれた。
リメイクだからベルモンドも、前以上の作品を!と張り切ったか
兎に角、相手役にクラウディア・カルディナーレをイタリアから呼び
ベルモンド の最高傑作と言われる完成度の高い作品となった。
その音楽は「冒険者たち」のフランソワ・ド・ルーべ
映画の頭から登場するロマの手風琴の音色で
此の映画の時代背景や地域性を見事に表現している。
0 件のコメント:
コメントを投稿