2021年1月9日土曜日

ちあきなおみ MY BEST-10
雨に濡れた慕情 ちあき なおみ
此の曲は、ちあきのデビュー曲である。
日本コロムビアのオーディションに受かったものの
何故か歌手デビューは保留となり作曲家 鈴木淳の元に預けられ
1年4ヶ月もレッスンをさせられたと言う。
昨日の”雪”の作詞家 吉田央の詞を得て満を辞してデビュー。
いしだあゆみの"ブルーライトヨコハマ"に繋がる軽快なテンポながら情感溢れる、
ちあきの歌唱は人の心を掴み瞬く間に大ヒットして、ちあきはスターとなった。
森山良子が中尾ミエをイビるのに
「アンタなんか”可愛いベイビー”しかヒット無いじゃないの!」と。
しかし、ちあきはイビれまい
此の後「朝が来る前に」「四つのお願い」「X+Y=LOVE」「別れたあとで」「喝采」「夜間飛行」「円舞曲」と誰でもメロディが浮かぶ曲を1980年以前に
軒並みヒットさせているのだから。
それらの作曲者は主に、此の「雨に濡れた慕情」の鈴木淳と
「喝采」後、央から旺に名前を変えた吉田旺。
でも80年代以降、ちあきと吉田旺とのコンビは減り、
彼女は「矢切の渡し」「酒場川」などの石本美由起と船村徹の演歌路線を進む。
ちあきの歌い方は従来の演歌の世界を借りながら
現代の男女の愛にも通じる普遍性を感じさる。
それが先にあげた、ちあきの「矢切の渡し」の魅力なのだ。



 

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