2019年12月17日火曜日

モーリス・ジャール作曲集#6
大列車作戦 (1965)
此の年に彼が手がけた映画音楽の2つ目は
ジョン・フランケンハイマー監督の此の作品。
ナチスがルーブル美術館の名画の数々を
列車でドイツに輸送させようとする計画を
フランスの鉄道員とレジスタンスが阻止する話だ。
主演の鉄道員役にバート・ランカスター
敵役のナチスの将校役にポール・スコフィールド。
芸術は、それを観るのにふさわしい人間のものになるべき
という屁理屈に一介の鉄道員が命がけで抵抗する。
時代を感じさせるモノクロ映像に
モーリス・ジャールが付けた音楽は
得意の打楽器で機関車の爆走を表現した行進曲。
それに犠牲になった鉄道員たちの悲哀を
美しいメロディが・・・と
此のころの彼は絶頂期だったかも知れない。

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