2019年9月8日日曜日

CINE JAZZ #25
「さらば愛しき女よ」(1976):David Shire
「男の出発」(1972)でデビュー以来、寡作で知られる
ディック・リチャーズ監督の3作目の映画、
有名なレイモンド・チャンドラー原作を映画化。
ロバート・ミチャムのフィリップ・マーロー役に
シャーロット・ランプリングの謎の女というキャスティングも
良いが、ご覧の通りため息が出るほど美しい
当時のL.A.を再現した映像は、カメラマン、CMディレクター
出身の彼ならではのもの。
制作準備に時間をかけるから寡作になるのも当然か?
此の音楽を担当したのはデヴィッド・シャイア。
結構、長いキャリアの作曲家だが「ガープの世界」
「サタデーナイトフィバー」(でも、あれはビージーズだな)
アラン・J・パクラの「大統領の陰謀」あたりからブレイク
此の「さらば愛しき女よ」のジャジーなムードは
彼のベスト・スコアと思える。
映像と音楽の見事なマリアージ、それは当にチャンドラーの世界。





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