CINE JAZZ #24
チャイナタウン(1975) : Jerry Goldsmith
鬼才ロマン・ポランスキー監督が
レイモンド・チャンドラーのハードボイルドの世界を
L.A.を舞台にオリジナルに再現させた傑作である。
男盛りのジャック・ニコルソンと女盛りのフェイ・ダナウェイを
共演させている。
当初、此の音楽は別の作曲家が担当していたが
イメージに合わないと降板させられ
「パピヨン」で評判の良かったジュリー・ゴールドスミスに代わり
此のミステリアスな物語にノスタルジックなムードと
トランペッターのユアン・レイシーの哀愁のあるソロで
フェイルム・ノワール感を出した。
とにかく彼は戦争映画からSF映画まで何でもこなして器用。
骨太でドラマチックなサウンドが特徴。
私はサム・ペキンパーの西部劇「砂漠の流れ者」の音楽が好きだ。

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