CINE JAZZ #9
狂熱の季節(1960):黛敏郎
石原裕次郎の歌謡アクション映画で実績を残した監督・蔵原惟義が
フランス・ヌーベル・ヴァーグの影響を受け、撮った此の作品は
此のYouTubeでも観られる様に、それまでの日本映画にない
様々な斬新な手法を試みている。
モノクロ画面に躍動するモダンジャズとチンピラ役の川地民夫は
明らかにジャンポール・ベルモンドを彷彿させ
大島渚、吉田喜重の松竹ヌーベルヴァーグより
日活が先んじていた感がある。
此の後に同じスタッフで作られた「黒い太陽」は
当時来日していたマック・ローチにアビー・リンカーンの
ヴォーカルという凝りよう。
此の両作品、ヴィデオで出ていたら是非もう一度観たい。
そして、その頃の黛敏郎の音楽は此んなアルバムが出ている
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