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「プラウド メアリー」(2018)
女殺し屋メアリーの物語、主人公を演じるのが
タラジ・P・ヘンソンという馴染みのない女優のせいか
日本では劇場未公開DVDのみ発売
つまりB級映画である、しかし此れが結構面白い。
ストーリィは組織に子供の時、拾われ凄腕の女殺し屋に
仕立てられたヒロインが、仕事とはいえ
少年の父親を殺してしまい、その後悔から、
孤児となった、その少年を探し出し面倒を見る話。
まあプロにしては情に脆すぎる設定で
他の”女殺し屋”ものに比べたら
決して美人とは言えないタラジ・P・ヘンソンだが
その存在感と演技力に観客は引き込まれる。
少年と彼女のやりとりはジーナ・ローランズの「グロリア」の様。
タラジ自らプロデュースしただけあって
此の役に見事にハマっている。
そして組織のボスを名優ダニー・グローヴァーが演じ
その貫禄と怖さが生きている。
敵役が強いほど映画は面白くなるは定説通り
要所要所で切れ味の良い編集にMTVの様な曲が選曲され
タランティーノの”ジャッキー・ブラウン”同様サントラも良さそう。
監督のババク・ナジャフィは前作「エンド・オブ・ザ・キングダム」で
そのアクション映画の演出力を評価されたイラン出身の新鋭。
スタイリシュな演出が此の作品の魅力でもある。
クライマックスに此のタイトル”プラウド・メアリー”を
ティナ・ターナーで仕掛けるなどヤラれた!と唸ってしまった。
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