Charles Aznavour :J'avais vingt ans
昨日のセルジュ・レジアニと共に
私の記憶に残っているのが此のシャルル・アズナブール。
有名なシャンソン”イザベル”よりも私には
映画「ピアニストを撃て」での彼の演技だ。
クラシックのピアニストが挫折し、酒場の雇われて
黙々とピアノを弾く、その寂しげな姿は
ヌーベル・ヴァーグのトリフォーの初期作品として
強烈な印象を私に残した。
そして、フォルカー・シュレンドルフの映画「ブリキの太鼓」
彼はドイツ人だがフランスでルイ・マルや
ジャン・ピエール・メルビルに師事し西ドイツに戻って
此の作品を製作した。
その中でアズナブールの役はユダヤ人の玩具屋。
少年オスカルにブリキの太鼓を与え可愛がる。
ある日、オスカルが店を尋ねると
彼がナチスの迫害に耐えきれず自殺している
という切ないエピソード。
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アズナブールはユダヤ人ではないがアルメニア人
彼の歌や演技の哀愁は、そんな祖先の血の中から
滲み出てくるのかもしれない
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