ジョルジュ・ドルリュー作曲集その17
「終電車」(1980年)
トリフォーのオリジナル脚本で彼の監督したものの中で
最大の観客動員を誇るものである。
舞台はナチス占領下のパリの芝居劇場
その支配人はユダヤ人でナチスの迫害を逃がれ
劇場地下に潜み、夫に代わり女優ながら
劇場を運営する妻をカトリーヌ・ドヌーブが演じる
その相手で反ナチスの役者をジェラルド・デパルデューー。
此の二人が、ほのかな愛を育んでいるのを
舞台下から感じている夫との三つ巴が主なドラマ。
此れにドルリューの音楽は三角関係をワルツで表現した
まむらぬ男女の想いが情感を込めた旋律となった。
更に当時のヒット曲を散りばめ
戦時中な恋の街パリーらしい華やかさ表現している。
私は此の映画で、こんなシャンソンを幾つか知った。
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