2017年10月10日火曜日

ニーノ・ロータの映画音楽集#1
道( la strada ):Nino Rota
いよいよイタリアを代表する作曲家へ。
11歳でオラトリオ、13歳でオペラを作曲した天才少年は
音楽院や音楽学校卒業後
ミラノ大学で文学と哲学まで勉強していた。
卒業後、大学で教鞭をとっていた彼を
映画の世界に誘ったのは
当時、新進気鋭の監督フェデリコ・フェリーニ。
デビュー作の「白い酋長」の音楽を気に入り
それ以降全ての作品の音楽を彼に任せた。
フェリーニが世界的に認められたのは
アカデミー外国映画賞をとった此の「道」(1954)だが
彼の最後のネオリアリズモ作品とも言われる。
懐古的なサーカスの楽しさに哀愁
それとイタリア風土に根ざした溢れる叙情性は
此の作品に、全て登場して居る。
つまり、フェリーニの世界の半分はニーノ・ロータが
担っていたと言っても過言では無いだろう。







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