2017年10月2日月曜日

カルロ・ルスティケッリの映画音楽集 #
イタリア式離婚狂想曲L'onuri di ascaluni - Carlo Rustichelli
この辺りからイタリアのネオリアリズモ運動は変革を遂げる。
フェリーニ、ヴィスコンティは社会の貧困から
ブルジョワの退廃にテーマを求め
此のピエトロ・ジェルミも悲劇から喜劇へとスタイルを変える。
イタリアではカソリック教徒は離婚できない。
毎晩、せがんでくる髭の生えた女房を殺して
若い娘との再婚を狙う夫をマストレアンニが演じ。
ピチピチした若い娘はステファニア・サントレッリがデビュー。
当時、高校生の私には、そのビキニ姿が眩しかった。
シシリー伝統歌曲とモダンなツイストをミックスした
カルロ・ルスティケッリの音楽が又効果的だった。
此の作品は当時の世界映画祭の賞を総なめ
監督ジェルミと作曲家ルスティケッリの絶頂期であった。

0 件のコメント:

コメントを投稿