2017年5月14日日曜日

サトウハチローの世界 その3
もずが枯木で - 岡林信康
此の曲は日中戦争が本格化する前(1935)に作られた。
まだ、戦意高揚を必死で叫ばなくても良かった頃だった。
家族が徴兵されたのを嘆いている歌だ。
これを社会派のフォーク歌手・岡林が取り上げた。
今、聞けば”反戦”というより“厭戦”の匂いが強いが
それでも人の心を打つ。

サトウは此の後、満州映画との合作映画
「白蘭の歌」の主題歌”いとしあの星”(1940)をヒットさせ

遂には「勝利の日まで」(1944)と軍歌まで作らさせるが
彼の本音はどうだったのだろう。


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