バルカン半島音楽事情 その1
Casablanca:Fanfare Ciocarlia
まずはルーマニアの”ロマ”のバンド
ファンファーレ・チョカルリア
”チョカルリア”は小鳥の”ヒバリ”を意味するらしい。
以前ドキュメンタリーで観たが
ロマの彼らは”ジプシー”という呼び名の通り
普段は差別され、鍋の修理などをする放浪の民だが
結婚式や洗礼の行事に呼ばれ
演奏して、ご祝儀をもらい生計を立てている。
その独特なブラス編成は
古くはインドに起源を持ち
トルコの軍楽隊の流れをくむ歴史的な民族音楽だ。
社会主義が崩壊し、東欧が自由化して
それまで外に出ることのなかった彼らの音楽は
エニグマ、ディープ・フォレスト等と共に
”ワールド・ミュージック・ブーム”の一角をなしていた。
私は彼らの”コーヒールンバ”が大好きで
朝の1杯と、此の曲で毎日元気をつけている。
Fanfare Ciocarlia-Moliendo Cafe
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