ミシェル・ルグランの映画音楽集
5時から7時までのクレオ(1961)
先のシリーズで「おもいでの夏」「女と男のいる舗道」と
2度も登場したミシェル・ルグランは
モダン・ジャズのピアニストとしても有名であるが
やはりフランス映画音楽を代表する人であろう。
初期の作品から順に紹介して行きたい。
彼のバイオグラフィーは”フランス・ヌーベル・ヴァーグ”と
共にスタートする。
共にスタートする。
指揮者であり作曲家のレイモン・ルグランを父に持つ彼は
所謂、音楽一家育ち、早くからその才能は認められ
「シェルブールの雨傘」の監督ジャック・ドゥミの
ミュージカル「ローラ」に抜擢され
その妻のアニエス・ヴァルダの出世作の
此の「5時から7時までのクレオ」には
此の「5時から7時までのクレオ」には
ピアニストとして登場させている。
コリンヌ・マルシャン扮するシャンソン歌手クレオが、
自分は癌なのでは無いか?と疑い
医者の診断を受け、その結果を待つ間の不安な1日
”5時から7時まで”を描いたものである。
”5時から7時まで”を描いたものである。
そこには当時のフランス実存主義を、さりげなく散りばめ
女性監督らしい繊細な心理描写が卓越している。
主題歌の此れを45回転のドーナツ盤で買った私は
メランコリックなムードが好きでルグランの曲とは
知らず、当時、擦り切れるほど聴いていた覚えが在る。
知らず、当時、擦り切れるほど聴いていた覚えが在る。
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