ミシェル・ルグランの映画音楽集
ポリー・マグー、お前は誰だ?(1966)
此の監督ウイリアム・クラインはアメリカ人ながら
当時パリを拠点にしていた社会派のカメラマン
写真集「ニューヨーク」「ローマ」「モスクワ」「東京」で
都市と人々をリアルに斬り撮り
出版していた彼の初めての長編映画。
映画と言っても、ソルボンヌ大学で絵画を学んでいただけに
フィクション、ドキュメンタリー、スチル・アニメーションを
繋ぎ合わせた野心的な作品だ。
だから音楽も、ルグランのクラシックからシャンソン
そしてモダン・ジャズまでの様々なジャンルを盛り込み
フランスのエスプリを感じさせる洒落たセンスが全編に漂う。
パリ・モード界の裏側を描くドキュメンタリーに
そのモデルに恋をした某国のプリンスという設定
現実とメルヘンをアニメーションで自由に交差させ
写真界では社会派と言われたクラインの意外性を感じさせるが
それも彼のパリに感じるドキュメンタリーだったのかも知れない。
なかなか秋晴れになりませんね…おもいでの夏のところで書くのが遅れてしまいましたが、先頃亡くなったトゥーツシールマンスの演奏を送ります。
返信削除https://www.youtube.com/watch?v=8JNvvsmGB1s
2度お会いしましたが見た通りの優しい方でした。
ハーモニカの音色も悲しくて好きです。
削除リー・オスカー、ブルースの連中等
その内、特集組みましょう(笑)