2016年9月29日木曜日

伊豆のブイヤベース
本場フランスのマルセイユには
”ブイヤベース憲章”なるものが有って
魚は決められた4種なるものを必ず入れるらしい。
でも伊東とは当然、採れる魚も違うから無理。
昨日は地物の”むつ”をベースにバーレインの蟹
台湾のイカ、そして韓国のアサリと国際色ゆたか。
”むつ”は予め塩をして腸を抜き臭みを消し
ニンニクをしいた鍋で炒める。
そこへ湯を足し上の材料を投入、色が変わったら
アサリなど固く成り易い物から引き上げる。
その頃は”むつ”もクタクタに成っているから
それを濃し、骨を取出す。面倒だが此の作業をすると
スープの舌触りが良く成る。
次にカット・トマトの半缶、玉葱の刻んだのや
ピーマン、オクラ等を足し、野菜の風味も加える。
此の辺りで白ワインやアンチョビ等で味を整え
高級香辛料サフランやアニス系のペルノ酒を少々
先に取出した蟹等を戻し温めたら完成。
まあ、なんちゃない日本の”寄せ鍋”と一緒(笑)
最近はスーパーに”ブイヤベース用”と素材を
盛り合わせたのが魚売り場に在るが
何を入れるか?自分で決めるのが楽しいのだ。

3 件のコメント:

  1. さんせっと2016年9月29日 12:04

    部位やべーっす!(キリッ
    幾つかの素材の出汁の相乗効果ですよね、足を引っ張らない組み合わせが腕の見せ所かしら?

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  2. ”寄せ鍋”とは又違った濃厚な味は
    やはりフランス料理ですね。
    「陽のあたらない料理人」の原作を書いていた
    グルメの故・葉月氏が以前、宇佐美に来られた時
    此れを褒めてくれたので自信を持ってます(笑)

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    1. さんせっと2016年10月1日 9:18

      流石です、そう言った評価嬉しいですね。

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