2016年8月31日水曜日

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チェッ・チェッ・チェッ~涙にさようならを:橋幸夫
不本意ながらYouTubeには橋幸夫・本人のものは
中国製しか無かったので、悪しからず。
ただし、そのままYouTubeを繋いでおくと次には
奇妙な中国版が・・・。
作曲・吉田正のベンチャーズからアストロノウツまで
”エレキ”のエッセンスが全部入ったサウンドは見事だが
それにも増して佐伯孝夫の作詞が凄い!
歌った歌手・橋幸夫をして
「感詞と云いましょうか?感覚的な作詞でした」の通り
当時としてはは画期的な言葉の配置。
題名のチェッ・チェッ・チェッもユニークだが
まず設定は ”さっきチラッと見かけた、あの娘
夜更けの外車に乗っていた"は
ルイ・マルの名画「死刑台のエレベーター」を
思い出させるドラマチックな情景。
”行っちゃえ あんな娘 どこへでも
ピンクサーモン チェッ・チェッ・チェッ”の
”ピンクサーモン”は、外車の色か?彼女の口紅の色か?
興味をそそるところ。
エレキサウンドなら当然、季節は夏の筈だが何故か
”あきらめきれぬと 雪が降る”と真逆の冬の設定。
映画「涙にさようならを」(1965)の主題歌で
スキー場でのアクションも入る橋幸夫の歌謡映画。
此の曲以外にも橋幸夫には”エレキ”の名盤が沢山在り
浅草伝法院通りを脇に入った老舗・宮田レコードで店員に聞くと
「ハイ!橋幸夫のリズム歌謡ですね?
スイムからメキシカンロックなんでも揃ってますよ〜!」

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