夜が明けたら:浅川マキ
昨日のカルメン・マキとマキは同じ名前だが
彼女も寺山修司に見いだされた歌手だ。
新宿アートシアターの地下に在った蠍座公演で
世に出たと言って良い。
当時の新宿は”アングラ”と呼ばれる怪しげな小屋&
小劇場が沢山出来て、私は務めた会社が新宿三丁目に
在った事もあり、好奇心をそそられたものだ。
”サイケ””ヒッピー””ドラッグ”とアメリカから
輸入されたカラフルなサブカルチャー文化に
日本らしいオドロオドロした匂いが混ざって
新宿がソドムとゴモラの様な形相を呈していた。
此のアルバムは、マキの詩が多いが
フォーク・クルーセーダーズの北山修・作詞の「赤い橋」
寺山修司・作詞の「かもめ」等
編曲者・山木幸三郎のツボを得たアレンジに
”あの頃”が、よみがえり、胸がいっぱいになる。
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