2015年7月26日日曜日

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Anita O'Day - THE PEANUT VENDOR
アニタ・オデイと云えばジャズ映画「真夏の夜の夢」の
お洒落な帽子を被って歌う姿が記憶に残るが
それまでの彼女のキャリアは凄まじいものだった。
貧乏な少女時代に自ら生活費を稼ぎ
クラブで歌い出し、スタン・ケントン楽団の専属と
成るまでは、正に茨の道そのもの。
しかも彼女は幼い時の手術でビブラートが
かけられない喉を持ち、それは歌手としては
致命的な弱点だが独特な歌唱法で克服している。
その後も米国ジャズメンの麻薬中毒ブームに
彼女も例外無く ヘロイン中毒となり
それもリハビリで克服し、見事にカムバックした。
陽気なキューバの此の歌をハスキーヴォイスで
軽快に歌う彼女に、そんな暗い過去は感じられない。
でも、それが又彼女の渋とさで
写真家バート・スターンが撮った

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