「塔の上のラプンツェル」(2010)
ディズニー・アニメ長編映画50作の記念すべき作品だそうだ。
それだけに気合いが入ったと言うか
全てのクオリティーのレベルが高く
後に公開され日本で大ヒットした”アナ雪”よりも数段面白い。
まずはヒロイン、ラプンツェルの魔力を持った
長い髪の量感と動きの自然さに驚く。
勿論ありえないものなのでデフォルメされてはいるが
その個々の照明も含めてアニメが実写以上
いやアニメだからこそ、それを超えた映像となっているのだ。
登場人物は上の画像に在る様に
髪の長い王女と彼女を赤ん坊の頃、城から連れ出し
自分の高い塔の上で幽閉して、その髪の毛の魔力で
若さを保っていた魔女。
そこへ紛れ込んだ若い泥棒。
それを追いかける正義感が異常に強い白馬マキシマス
此の白馬のキャラクターが最近のアニメでは
ダントツのユニークさなのだ。
最初は王女と泥棒を執拗に追い廻し凄い悪役かと
思わせるが途中で心変わりし頼れる見方と成るのだ。
その演技力、いや表情の旨さは例の
モーション・キャプチャーを使っているのでは
ないかと思わせる。
此の白馬マキシマスだけで
スピンオフのアニメ映画が見たい程。
他にも紛れ込んだ村の居酒屋 に居た強面バイキング達の
個性が実に上手に振り分けられて
シンプルなラブストリーに深みを与えている。
それにしても王女を連れ戻そうとする
悪い魔女の陰湿な表情はまさにアカデミー助演女優賞もの。
私の「悪役列伝」(外国女優編)に入れたい。
此の映画の圧巻は
城を背景にした湖上でランタンの乱舞。
此れは国王と妃が彼女の無事を祈って
国民と彼女の誕生日に捧げる行事だったのだ。
此れには自称”甘いものが嫌い”私もヤラれてしまった。
ポーランドに実際に在る”聖ヤコブ祭”という行事らしい。
よくぞ映画に取り上げたものだと感心。
まあ、ラストは予想した通りの結末だが
ハッピーエンドは、幾つになっても心が温かく成る。
此んなディズニー映画が無かったら
此の世は、もっと殺伐としたものに成るだろう。






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