外国映画・女優編
ティルダ・スウィントン(1960~)
此の英国女優は凄い!
此れまでの作品は、仮面を被った様に
一度として同じ風貌(メイク&ヘアー)では出演して居ない。
だから、どの作品でも強烈な印象を残しながら
彼女と認識するのはラスト・ロールに名前を見つけた時。
デビューが英国では鬼才と云われるデレク・ジャーマン監督の
「カラパッジオ」「アリア」「ガーデン」
同監督の「エドワードⅡ」で
ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を得たのを皮切りに
サリー・ポターの「オルランド」
ダニー・ボイルの「ビーチ」
スパイク・ジョーンズの「アダプテーション」と
今やトップの若手映画監督たちのマイナー時代のオファーに答え
商業的には「ナルニア国物語」の白い魔女で人気を得た後も
ジョージ・クルーニー競演の「フィクサー」で
米国英国両方のアカデミー助演女優賞を取って
メジャー映画でも現在売れっ子である。
にもかかわらず先に云った様に
見事な変身ぶりで韓国監督の「スノー・ピアサー」に
大列車のド近眼の冷血・女司令官で怖がらせ
「グランド・プタペスト・ホテル」では
80歳以上の大富豪マダムDを演じ、あっけなく殺され
あの奇妙な役がティルダだったと驚かされる。
まったく神出鬼没カメレオンみたいな女優なのである。
いや、今流行のC.G.用モーション・キャプチャー俳優
アンディ・サーキスの様なものかも知れない。
外見は誰だか判らないのだから・・・。
それにしても映画としては飛び切りの話題作ばかりに
起用される彼女、逆にキャスティングで
彼女の名前を見つけたら,その映画は絶対に
面白いという事だ。
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