外国映画編
デニス・ホッパー(1936~2010)
彼はアメリカ映画史の中でカリスマ的存在だ。
代表作と云えばピーター・フォンダと組み,監督までした
アメリカン・ニューシネマの目玉「イージー・ライダー」だろうが
しかし、それ以前に、あのジェームス・ディーンを
ライバルとする”理由なき反抗”キャラを演じる
青春スターだった。
その後「OK牧場の決闘」「エルダー兄弟」に
「勇気ある追跡」と西部劇の手堅い脇役として活躍し
ハリウッド映画俳優らしくドラッグに走るも
その”白昼の幻想”の世界を、時代に合わせた
ロード・ムービー「イージー・・・」の制作で成功した。
彼には他の俳優には無い”何か”を優れた監督達が認め
ヴィム・ヴェンダースが「アメリカの友人」に
コッポラが「地獄の黙示録」
デビット・リンチが「ブルー・ベルベット」等の
問題作でハリウッド映画界で独特な地位を固める。
彼の写真、絵画と様々な趣味を持つ”知的な部分”と
キレたら何をするか解らない”危ない性格”は
”悪”を表現するに実に効果的で
「スピード」「ウォーター・ワールド」と
アクション映画を面白くさせ、何れもヒットさせた。
5度の結婚で4人の子供をもうけた
アウトロー的、自由奔放な生涯は
今も語り継がれるハリウッドの伝説と成っている。
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