2015年2月6日金曜日


親分格
河津清三郎(1908~1983)
此の俳優を親分に入れるのを忘れていた。
彼は無声映画のチャンバラからスタートしている。
その二枚目ぶりは長谷川一夫のソックリさんで
商売出来たはずだ。
二枚目が悪役をヤルと怖いの定説通り
戦前戦後と確かな演技力で俳優業を続け、
東宝の「透明人間」(1954)では主役もやった。
黒澤明の「用心棒」でその鋭い眼差しが生かされ
宿場町の悪親分に起用された。
溝口健二の「祇園囃子」川島雄三の「州崎パラダイス赤信号」
怪獣映画では防衛庁長官役を何度も演じた。
今村昌平の「にっぽん昆虫記」では
左幸子を2号にする旦那と
とにかく老いても精力絶倫な中年男をやらせたら
ピカイチ、助平でズル賢い。
此の親分には流石の高倉健も鶴田浩二も
さんざん苦しめられたものだ。
TVの時代劇でも貫禄は親分の中でも別格
圧倒的な存在感であった。

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