平田昭彦(1927〜1984)
此の俳優がアイパッチを付けているのは
眼が悪い訳では無い。
眼が悪い訳では無い。
最初の映画「ゴジラ」で演じた芦沢博士の扮装だ。
知的で端正な顔立ちを怪しげな
マッド・サイエンテスト風にしていたのだ。
マッド・サイエンテスト風にしていたのだ。
タモリがデビュー当時、此れを真似していたね。
知的なイメージが強いのは彼が東大出だからだ
・・・と云っても東大出が皆、知的かどうか?は
私の幼なじみにも居るから疑わしい(笑)
彼のファミリーは、いわゆる芸能一家。
妹は昔NHK「お笑い三人組」で
一龍斎貞鳳の妻を演じた女優・音羽美子。
そして彼の妻は華族出身の女優・久我美子。
窓越しだが、戦後始めてのキス・シーンを
岡田英次とした女優としても有名だね。
実兄がTV「鬼平犯科帳」の監督・小野田嘉幹。
先日も再放映した「木枯し紋次郎」に兄の演出で出演
時代劇なのにアイパッチを付けてサービスしていた。
東宝時代は主役こそ少なかったが名傍役として
先の「ゴジラ」シリーズを始めとして
”特撮もの”「ラドン」「バラン」「モスラ」「エビラ」・・・と
マニアには人気の博士キャラクターを演じ
岡本喜八監督の「独立愚連隊」シリーズの隊長役
「忠臣蔵」「椿三十郎」時代劇では渋い脇役で活躍
TVでも”青春もの””非情のライセンス”
”鬼平”に”座頭市”と絶えず顔を見せていたから
皆さんも見覚えが有るだろう。
とにかく時代劇から現代劇まで器用にこなした
その演技の幅は驚くばかりだ。
でも、やはり彼のイメージは「ゴジラ」の博士役。
今ハリウッド2度目のリメイクで騒がれている「GODZILA」に
便乗したNHKが東宝の在庫を7月に纏めて大放映
ハリウッド版に出演した渡辺謙が
「今年の夏はゴジラが熱い!」とやたら宣伝しているが
”大棚ざらいのゴジラ”とセットで
彼の”狂った科学者”が観れるのが今から楽しみ。
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