2014年6月29日日曜日

”夜遊びのはずが・・・”
以前から此の店は気になっていた。
観光地とは云え、伊東市にタイ料理は珍しいからだ。
思い切って階段を上った2階の”らしくない”重いドアを開けたら
レストランには程遠い、ソファーがキャバレーの様に置いてあり
店はガラ〜ンとして煙草のすえた匂い、なんじゃ此れは?
そう云えば此処は昔フィリピン・パブのカラオケが在ったはず。
突然、2歳くらいの少女がお出迎え。
此の瞬間空間、東松照明か沢木耕太郎のアジア写真で見た様な。
間もなく現れたタイ人の女性は2ヶ月契約で
レストランとして此の店を任されたそうな。
取り敢えず少女が抱えていた看板
タイのシンハ・ビールを頼むと
今は置いて無いと、では日本の生ビール。
そしてメニューの中から無難な生春巻きを注文。
それでもタレがやたら甘いので文句を云ったら
じゃ、自分たちが使っているタレをと持って来る。
此れは旨い!私は辛いのもパクチもOK!と云ったら
ではメニューに無い、魚料理を作ると。
やたら時間がかかるので、少女の相手をしていたら
「此れは孫、私は日本人と結婚して娘を生み
此の子は、その娘の子、ワタシの娘は子供育てないし
タイ語しゃべれない、失敗したから今度はちゃんと育てる!」と。
でも夕方5時に始め、朝の5時までやっている店で
どうやって育てるんだ?と内心心配する私。
ようやく出て来た料理はイサキの様な魚を揚げて
ほぐして刻んだ玉葱とナンプラー&レモンで和えたものとか。
ミントやパクチが混ざって複雑な味
始めて食べたが、結構イケる。
生ビールをお代わりして腹パンパンに成ったので
少女にバイバイして早々に引き上げた。
外はまだ明るく、でも空は怪しい雲、海岸通りの風がやたら生温い。
なんだか悪い夢を見ている様な・・・それが今日の問題点。

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