イブ・ロベール作品集
イブ・ロベールは去年「今日のアロハ」のシリーズで
レイモン・サヴィニヤックのポスターをアロハ化した時
「わんぱく戦争」の監督として紹介したかもしれない。
元は俳優で「愛人ジュリエット」「青い牝馬」等にも出演したが
フランスの田舎の子供達の、のどかな遊びを面白く描いた
「わんぱく戦争」(1963)で監督としてデビュー
それがヒットして続編「わんぱく旋風」が作られ
後に”ニュー・シネマ・パラダイス”で
有名に成る、名優フィリップ・ノワレを
起用して「ぐうたらバンザイ!」(1973)を撮った後
再び俳優業に戻り
昨日のクロード・ルルーシュの映画に2本出演。
それから長らく温めていた企画
マルセル・パニョル原作「マルセルの夏」(1991)と
「マルセルの城」(1991)を、二部作として発表した。
どちらも少年時代の郷愁を描いた作品で
「わんぱく・・・」以来、彼が得意とする
子役の伸び伸びした演技を引き出す演出は
原作を超えるプロヴァンスの情景描写と相まり
少年映画と云うよりフランス映画の傑作と成っている。
此処に私の熱い想いが・・・。
結局、監督として寡作のまま亡くなったが
ルルーシュの映画で姿が見えるのが嬉しい。
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