2014年4月26日土曜日

2014アジア・クラブチーム選手権
中田久美
2014Vリーグの覇者、中田久美監督率いる久光製薬が
タイで行われたアジアのクラブ・チーム選手権でも優勝した。
中国、タイ等それぞれ外人助っ人選手を含むチームに
日本人だけでナント1セットも落とさず勝ったのだ。
此れは凄いことだ。
(NHKや、どのニュースでも取り上げられないのは何故?)
前回も書いたがオリンピックやグラチャン等
国のナショナル・チーム同士の戦いは
戦争みたいに愛国心が剥き出しになるから
過去の歴史や政治が絡んで悲壮感が漂うが
クラブ選手権は世界中から精鋭選手を集めた
レベルの高いドリーム・チーム同士の戦い。
文句無しにプロ・スポーツとして楽しめる。
木村沙織
今の全日本女子バレーのキャプテンを努める木村沙織は
現在トルコのガラタサライに所属。
プロ・サッカーと同じ様に
世界中から選ばれたトップクラスの選手に混ざって
臆する事無く活躍している。
再び全日本に招集されたリベロの佐野優子もそうだ。
彼女の倍近く身長の有る外人選手の中で
人間離れした反射神経と頭脳を武器に戦って来た。
佐野優子
日本の女子バレーがロンドンの銅メダルより良い色の
メダルを取るには、まず国際感覚を養わなければいけない!
外人選手相手にフィジカル(身長差)の遅れは如何ともし難いが
しかし精神面(メンタル)に、駆け引き(ゲーム・メイク)は
決して負けては居ない事を、次のクラブ選手権で証明したい。
中田久美が丁寧に作り上げたVリーグ2連覇の久光製薬には
現在ロンドンの銅メダリストは新鍋理沙しか入っていない。
新鍋理沙
しかし長岡望悠、石井優希と
強力なワイング・スパイカーが見事に育った。
外人選手に遅れをとらない長身の岩坂名奈のブロックもある。
サーブで崩し、ブロックで為留める久光の作戦は
男子バレーと同じで、現在世界バレーのメイン・スタイルだ。
此れに真鍋ジャパンこと全日本の
木村沙織、江畑幸子、迫田さおりが加わり
豊富なスパイカーで揺さぶり、ブロックの的を
絞らせなければ点は稼げる。
まだ、あの竹下佳江に代わるセッターや
ミドル・アタッカーが充分に育っていないのは課題だが
リベロに佐野が入れば日本人選手だけの
”ドリーム・チーム”が完成となるはずだ。

さて、話は久光製薬に戻るが
5月7日からスイスのチューリッヒで始まる
世界バレー・クラブ選手権は今の久光の水準が
何れくらいのものか?試されるだろう。
そしてそれは、リオと東京と続くオリンピックへの
長い道程の始まりでもあるのだ・・・なんちゃって。

がんばれ日本女子バレー!


0 件のコメント:

コメントを投稿