2014年2月26日水曜日

 Topaz(1969) - Maurice Jarre 
モーリス・ジャールがヒッチコックの音楽を担当するのは
意外な気がするが、考えればデビュー作が
スリラーの名作「顔のない眼」だから
サスペンス映画の巨匠に彼が呼ばれても不思議は無い。
東西冷戦時代のスパイの話は、今ではピンと来ないが
ソ連のキューバへの弾道ミサイル輸出は西側諸国に取って
公開当時は可成り緊迫感のあるものであった。
ヒッチコック作品でも全く変わらず、打楽器の多様の
モーリスのスタイルは、流石にマンネリの感を禁じ得ない。
ヒッチコックの音楽と云えばハーナード・ハーマンが
レギュラーだったが、ヒッチコックは
何か新しい音楽を模索していた様だ。

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