伊福部昭の映画音楽:その8
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眠狂四郎無頼劍(1966)
原作は柴田錬三郎のベスト・セラー
それまで東宝で鶴田浩二主演で3度映画化されていたが
主人公・眠狂四郎は転び伴天連(ばてれん)の子として
そのニヒルな性格は大映の市川雷蔵に見事にハマり、
当たり役としてナント12本も続いた。
此の作品の先に勝新の座頭市で
伊福部の音楽を使った監督・三隅研次は
眠狂四郎のイメージに座頭市と同じものを感じたか
再び彼に音楽を託す。
眠狂四郎と対決するのは同じ円月殺法を使う浪人
此の浪人を演じるのが又、座頭市と同じ天知茂。
三隅は天知が好きだっとみえ彼の作品に良く使われているが
此の作品では市川雷蔵と対等に扱われ
原作の柴錬をして、どちらが主人公か判らない?
と云わしめた程の名演技をみせた。
特に江戸の町が炎で燃え上がるラストの
大屋根の上の両者の対決が見もの。
当時の大映の美術の凄さを感じさせるスペクタクルだ。
勿論、怪獣映画で東京の街を燃え上がらせる場面に
伊福部の音楽が合うのは当然だが
狂四郎の虚無感そして孤独感を表現するのに
彼の重厚で哀愁のある旋律は良く合った。
あの三島由紀夫が絶賛していた
俳優・市川雷蔵の容姿に何処か感じる陰は、
その生い立ちにある。
それを此の”キネマ通り”初期の頃に
彼が主演した「炎上」と「薄桜記」で解説しているので
興味の有る方は是非読んで下さい。


雷蔵は眠狂四郎を少し茶髪で演じていた。
返信削除それなら本当のハーフもしくは
外国の俳優にやらせたら面白いかも
しかし転び伴天連という
宣教師が女体に狂い宗教を捨てた
あげくに出来た子供という設定に
当てはまる様な”陰”のある俳優は
そうは居ない。
まず浮かぶのがキアヌ・リーブス
モンゴロイドの血を引く彼は
今、忠臣蔵を題材にした
「47RONIN」という映画が封切られている。
更に陰のあるキャラクターといえば
ブラッド・ピット、でもハーフには見えないな。
トム・クルーズは「ラスト・サムライ」で
殺陣が上手になったらしいが
日本語が喋れなくては物語が始まらない。
う〜ん難しい。