2012年11月10日土曜日



 牛筋の煮込みは長距離ランナーの孤独?
ご近所から頂いた大根で何か煮物を・・・と思って
スーパーで鰤のアラか、イカでも、と探していたら
此の牛筋が目に入った。
仕込みに時間がかかるとは解っていたが
あのトロッとした食感を思うと、手が出ていた。
まず、血や汚れを水道で落とし、
たっぷりの熱湯で下茹で15分。
モツ程、臭いはキツくないがアクは、それ以上。
浮いて来たそれをこまめにすくって。

今度は水から煮込むこと2〜3時間
時々、湯を足しては肉の柔らかさを確かめるのを何度か繰り返す。

程良い柔らかさと成ったら、汁と肉を分け
鍋に大根、昆布、蒟蒻、ニンニク
一番上に牛筋と重ね、汁を入れ火を付け
酒、醤油、味醂少々で味付け今度は本格的に煮込む。

大根に串が通るように成ったら火を止め、
冷めて大根や蒟蒻に味が染み込むのを待つ。

食べる直前に又火を付け、葱を刻んで載せれば完成。

まったく牛筋料理は”長距離ランナーの孤独”だ。
でも、それは口に入れた瞬間 ”長距離ランナーの至福”と変わる。
それはストイックな達成感の様なものだ・・・なんちゃって。
(しかし今、調理時間短縮に圧力鍋の導入を考えている)

昨夜は此れに造り置きの松前漬け、
そして昆布締めサンマ。
バーナーで炙り、焼き目を付けるついでに
浸けた昆布も焼いたら此れがサンマの旨味を吸って
香ばしく絶品、新たな発見!
日本酒 ”越乃酔鬼” は鬼というより仏の気分かな。

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