2012年10月25日木曜日

Moon Songs (月の歌)#25
 Tonada de Luna llena(満月のトナーダ)  : Caetano Veloso
今夜はブラジルの月、それも満月だ。
トナーダとはベネズエラの民謡のスタイルらしい。
ベネズエラの吟遊詩人シモン・ディアスの曲を
今やブラジルのトップスター、カエタノ・ヴェローソが歌っている。

奔流に逆らって飛ぶ紅の鷺  
そんな風にお前の心は俺の心に恋をした。
満月が出ている。 
月が欠けていく。
小僧、家からカービン銃を持って来い。 
俺の雌鳥にちょっかいを出す、あの鷹の奴を仕留めてやる。
月が俺を見ている。
しかし、俺の何処を見ているんだ。
俺はきれいな服を着ている。昨日の午後に洗った。
俺はきれいな服を着ている。昨日の午後に洗った。
満月が出ている。月が欠けていく。
・・・と翻訳されても難解な詩だがメロディは美しい。
アルモドバルの映画「私の秘密の花」に効果的に使われていた。
ベネズエラ、ブラジル、スペインとラテンの心に共通する
何かが此の曲には在るのだろう。

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