2012年9月3日月曜日


プロメテウス
このところレンタルのDVDやTVドラマ等が続いたので
たまには映画館に行こうか?とリドリー・スコットの新作を観た。
切符売り場は長蛇の列、それも爺さん婆さんばかり
不思議に思っていたら、ナントそれは健さんの「あなたへ」の客
3つある窓口は一緒だから、なかなか番が回って来なくイライラ。
婆さんが爺さんに
「テレビで健さんが”しまむら”のジャージを着てると云ったら
”しまむら”の株が上がったそうよ」に話すのが聞こえた。
そんな話は、ともかく此の映画は3Dだからと
折角専用メガネをわざわざ持って行ったら
劇場のシステムが違うと又、買わされる羽目に。

此の作品”人類の起源は?”というキャッチコピーだったので
キュブリックの「2001年宇宙の旅」の様なものか?と思っていたら
映画の途中でどうやら「エイリアン」シリーズの
ビギニングの部分で有る事が解る。
(この頃シリーズ物はネタが続かなくなると頭に戻る傾向だ)
そうならそうと紛らわしい宣伝をするな!と怒る間もなく
久しぶりにメガフォンを取ったシリーズ初代監督らしい
ゴシック・ホラーのエグい恐怖の連続となる。

敵か味方か判らないアンドロイドが狂言回しと成り
未知の惑星で”エンジニア”と呼ばれる宇宙人
(人間と同じD.N.Aだが、やや大きい巨人だ)と
彼らの生物兵器である”エイリアン”の攻撃をかわしながら
惑星内洞窟からの脱出劇は同じパターンだが
更にパワーアップされたスケールで砂嵐や爆発シーンと
ギガーのクリーチャー・デザインや美術照明には充分に満足させられる。
しかしヒロインのノオミ・ラパスは
スウェーデン版の映画「ドラゴン・タトゥの女」の主役だそうだが
4作もエイリアン相手に戦った
シガニー・ウィバーの迫力も色気も無く物足りない。

それでも、其れ以外のキャスティングは
アンドロイド役のマイケル・ファスベンダーが
ニコラス・ローグの「地球に落ちて来た男」の
ボウイの様で不気味に面白く
非情な女船長のシャリーズ・セロンはハマり役だし
映画では特殊メイクで誰だか判らないガイ・ピアース
と凝りに凝って楽しめる。
何より嬉しいのは「スター・ウォーズ」のダスベーダーの誕生の様に





2 件のコメント:

  1. 映画冒頭の荒涼たる風景は西蔵鉄道から眺めたチベット高原を思わせたね。プレデターでは良い(?)プレデターがいたけど、そのうちエイリアンも良いエイリアンが登場するのかな・・。(笑)

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  2. 敵の敵は味方という
    論理では充分に可能性は有る。
    しかし成長したエイリアンは
    男性のシンボルの形をしていたが
    此の生まれたてのエイリアンは
    子供のナニの形というのが律儀と
    云うか・・・。

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