”エレキの時代”
夜空の星:加山雄三
彼の多才ぶりは余りにも有名だから、いまさら書くことは無いが
シンガーソングライターの日本での草分けであると共に
器用な彼はベンチャーズを全部ひとりで演奏した
多重録音のパイオニアでもあるのだ。
それでも今日の此の一曲は
映画「若大将シリーズ」の主題歌「君といつまでも」のB面ながら
日本のベンチャーズと云われた寺内タケシがバックと云う贅沢なもの。
イントロの心地よいエレキの音色は正に”エレキの若大将”そのものだ。
それまでインストだけだったエレキ・ブームに自ら歌をプラスした
彼が”エレキの時代”の核となった事は当然の事と云えるだろう。
自分の小遣いで初めて買った
返信削除レコードでした。
映画の中でジェリー藤尾演ずる
対バンのリーダーが
自作の勲章を紫綬褒章ならぬ
始終演奏しようと説明する件が
妙に残っています…。
寺内タケシが蕎麦屋の出前で
削除加山の家の塀を乗り越え
セッションするのは
”エレキシリーズ”の何でしたっけね?
それも「エレキの若大将」です。
削除若大将に「タカシも(役名はタカシでした)、
エレキ弾くのか?」と聞かれて
寺内タケシが「一度弾いてみたかったんす
よ~」と言いながらいきなり完璧に弾くと
いう荒唐無稽なストーリーが笑わせました
ね。ちなみに「スミちゃん~シェーっ!」
などという時代を感じさせるカットがそこ
かしこにあります。
日本の映画会社は
削除テレビの普及を甘くみていたので
大映は雷蔵,勝新のシリーズ
東映はヤクザもの
日活は、既に普通の映画は作れなく成って
ロマン・ポルノに。
東宝は”無責任”と”社長”と此の”若大将”を
飽きる迄,作り続け自滅しました。
今の映画界も、あまり変わりないですが
・・・。