激しい季節:マリオ・ナシンベーネ
友人からVHSの此の映画のDVD化を頼まれ、
変換しながら、又、観てしまった。
第二次世界大戦末期のイタリアの避暑地で、戦争未亡人と
裕福で徴兵から免れた青年が恋に落ちる・・・
という内容だが、熟れた匂いが画面から漂うエレオノラ・ロッシドラゴと
初心(うぶ)なジャン・ルイ・トランティヤンニが、
お互い別の相手と踊りながら見つめ合う此の場面は
官能的な音楽と共に40年前に観た私の熱い記憶を蘇らせた。
監督バレリオ・ズルニーニ音楽マリオ・ナシンベーネのコンビは
「鞄を持った女」と同じ、大人の女と青年の”かなわぬ恋”は、なんとも切ない。
日本ではファンの多かったジャクリーヌ・ササールも出ているし
当時の政治状況も良く描かれた名画なのに何故DVD化されないのだろう。
それにしても、この挿入曲”テンプテーション”はイタリアにとっては敵国曲のはず
日本と違いイタリアは、そのあたり自由だったのかな?
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