2015年11月3日火曜日

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酔歌:吉幾三
バラエティ等でオチャラケた部分を見せているのは
此の人の照れだと思うが
かねがね彼の作詞作曲そして歌手としての
才能は並外れたものが有ると私は思っている。
日本酒や焼酎を飲んで聴いていると
此の曲「酔歌」に彼が仕組んだ罠にハマり
いつしか涙を流す自分が居る。
カラオケ屋で「酔歌・追伸」ロング・ヴァージョンを
歌うと、やたら長いので店や連れに嫌われる(笑)
彼の曲は勿論、聴いても歌唱力が素晴らしいが
歌う素人にもカタルシスの様なものを与えてくれるのだ。
彼の見てくれはともかく、昭和、平成を
代表する実力No.1歌手と云いたい。
 イカの塩辛・デー
上京している間に宇佐美の冷蔵庫に仕込んでいた
イカの塩辛は塩分を少なめにしていたので
だいぶ発酵が進んでいた。
普通の人なら、此れは腐ってしまった!と
いう凄い匂い。
しかし私は、此れで旨味は充分と判断する。
さて、まずは朝の食卓にそのまま。
強い匂いにはスダチを絞って。
炊きたての御飯に大葉と焼海苔で包む。
そして昼には
竹輪やベーコンと白菜、シメジを炒めた
チャンポンの味付けに、塩辛の旨味が
本場・長崎のそれに近くなる。
チャンポンにもイカは入っているからネ。
そして夜は
うどんを頂いた大根の葉とシメジと炒め
シッカリ焼き目を付ければ
酒のアテになる焼うどん。

こうして1日中、イカの塩辛を食べていると
部屋中、いや体にもイカの塩辛の匂いが付き
さすがに気持ち悪いので、珈琲豆など轢いて飲み
空気を変え、体の匂いも・・・
でも風呂に入っても、一晩経っても残って居るな(笑)
まっ、イカの塩辛が本当に好きな人でしか
味わえないメニューですから
此のマネをして、お腹を壊さないで下さい。
ワタシは責任を取りません。

2015年11月2日月曜日

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Foyle's War Opening
そんなワケで今ハマっている「刑事フォイル」の音楽を
此のオープニング・タイトル・バックから。
音楽はコチラや、またコチラの方が少し長いか?
雰囲気が少し「名探偵ポアロ」に似てるのは
制作スタッフが重なっているからか?
しかし、どちらも英国ミステリーらしい”暗さ”が私の好み。
作曲したのはジム・パーカー
主にTVドラマの音楽を担当している様だ。
英国独特の重い雲が垂れ込めた天気に相応しい
マイナーなメロディに
あの暗い時代でも、何とか真面に生きようとしている
イギリスの人々の切なる想いが込められている様だ。
刑事フォイル:50隻の軍艦(前後篇)
以前にも紹介したが、此の英国製のミステリーは
相変わらず面白い。
名探偵ポアロ、ミス・マープルの伝統を受け継いだ
最期まで犯人を絞れない謎解きが観る者を引きつける。
それでいて、此の作品には第2次大戦が始まったばかりの
ドイツ、アメリカに体する英国の国内事情が丁寧に描かれている。
先日、此処でも「TVドキュメンタリー傑作選」で触れたが
フランスがナチス・ドイツに占領され
ロンドン空襲を受けた英国市民達の恐怖と
荒んだ心が事件を生み、それが何層にも絡み合い
それを刑事フォイルが解決するという展開だ。

此の回も、ドイツの空爆にあった家から
貴重品が盗まれる事件と
英国がアメリカの参戦を促すべく
軍事援助を目的とした米国の自動車王を呼んでの
パーティにフォイルも招かれての夜
或る男が、近くの浜辺で殺されるという2つの事件が
重なって進行する。
先に貴重品泥棒は臨時の消防隊員達というのは
早めに観る者に知らされるが
浜辺で殺されたのは泥棒消防隊員の父親と言うのが前編。
此処からネタバレ注意!
刑事フォイルは、殺された父親がオックスフォード大学出で
学生時代、米国の自動車王と親友だった事を突き止める。
そして彼等が学生当時、一緒に自動車のギアの開発をしていて
卒業後、米国に帰った方が勝手に特許を取り
それで莫大な利益を得ていた事実を知る。
一方、盗まれた方は、出身が労働者階級だったので
(保守的な英国の階級制度はインドのカースト並み)
父親は卒業後、仕事ありつけず酒に溺れる暮しをしていたが
息子が、盗みを働く消防隊員である事を知り
何とか当人の希望する良い学校に入れたいという親心で
たまたま、旧友の自動車王が英国に来ている事を新聞で知り
自分にも特許の権利は有る筈だと、自動車王へ
金の無心に行って殺されたのだ。
そして此の殺人現場には目撃者が2人居た。
一人はUボートで海岸に来ていたドイツ人スパイ。
そして市内の空襲が怖くて、たまたま海岸で
車の中に寝ていた報道カメラマン。
しかし此のドイツ人スパイは、刑事フォイルより先に
軍部に捕らえられてしまうし
カメラマンも何故か軍部に連行されてしまう。
そう自動車王は、米国と英国の軍事的な駆け引きで
保護されていたのだ。
だからフォイルが証拠を突きつけ、殺人を暴いても
彼は本国に悠々と帰れるのだ。
(タイトルの「50隻の軍艦」は米国が約束する海軍)

此の狡猾な自動車王と、刑事フォイルの睨み合いが
此の作品のクライマックス。
米国へ帰る飛行機のタラップで、ほくそ笑む自動車王に
「此の戦争は、いつ迄も続く訳じゃない、いつか
特許泥棒と殺人犯のお前を追いつめ捕まえてやる!」の
フォイルの啖呵は大声では無いが、小気味良い。
刑事フォイル役のマイケル・キッチンの演技が素晴らしい!
そして此の事件の裏にも、上陸したドイツ・スパイを手引きした
ドイツ人妻と英国人医師の夫婦の愛憎と
フォイルが、且つてプロポーズまでした女性との再会が
”大人の恋”としてドラマチックに絡み
それぞれの”戻らない人生”が描かれ、それが何とも切ない。

此の脚本を書いているアンソニー・ホロヴィッツは
「シャーロック・ホームス(絹の家)」や
「名探偵ポアロ」も手がけていたという。
此のシリーズでは製作も兼ね、様々なディレクターを起用し
あの第二次世界大戦時の英国内の混乱を
”フォイルの戦い=Foyle's War”として追っている。
” ノベッロ”
イタリアのボジョレー・ヌーボー” ノベッロ”が
入ったとの伊東のワイン屋からの電話に
飛んで帰る・・・といっても東海道線鈍行だけれど。
ラベルは、何か野鳥が葡萄の実を啄んでいる。
此れは期待が出来そう。
果たして、その味は?
イイんでないかい。
淡くてジュースとの中間と言うカンジだが甘く無く
イタリア・ワインらしい癖も良い。
さてこれには・・・と飲みながら用意したのが
ブロッコリーを茹で、ニンニクを擂って
マヨネーズ&アンチョビのホワイトソースかけ。
 そして白菜、エリンギ、ピーマンの上に厚切りベーコンを載せて
”タジン鍋”で蒸したモロッコ料理。
たっぷり振ったクミンが香る。
 そんな訳で” ノベッロ”は半分になった。

2015年11月1日日曜日

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Star Wars Episode II (Love Theme):JohnWilliams
今年の年末に公開予定のスター・ウォーズの新作
「フォースの覚醒」は前作から10年ぶり、何とも待ち遠しいが
秋の夜更けに夜空を眺め此んな曲を聴くのも心が和む。
ジョージ・ルーカスが此のシリーズを始めたのが1977年
足掛け38年は経っている。
此のYouTubeに登場する
パドメ姫役のナタリー・ポートマンは
少女から大人に成っても相変わらず美しいが
アナキン役だったジェイク・ロイド少年は
ヘイデン・クリステンセンに代わり
とうとう終いにはダスベーダーに成ってしまった。
少年、老い易くダスベーダーと成る・・・
なんじゃそれ?
それでも彼等の恋を歌った此のジョン・ウィリアムスの
美しいメロディは色褪せず心に響く。


檀家周り
上京した時、取り敢えず押さえて置かなければ
いけない店は、まず”うりんぼ”
九州ラーメンも浅草に沢山増えたが、
此の店は相変らず流行っている。
私が名付け親の此の”あばれんぼ”が
人気があるのが嬉しい。

次は吉原・大門前の”さっぽろラーメン熊さん”

味噌ラーメンンが売りの筈だが
何故か餃子の方が良く出る。
此の日も皆,餃子を食べていた。

次が浅草・狸小路の”とんかつ・ゆたか”

此の店の刻みキャベツは日本一。
でも、此の日頼んだカキフライが絶品だった。
牡蠣は生牡蠣、牡蠣鍋それぞれ美味しいが
私は牡蠣フライが一番好きだ。

そんなワケで浅草で新しい店を開拓しようにも
檀家周りだけで手が一杯、いや腹がいっぱい。