2026年6月28日日曜日

【松本清張スペシャル】
「Dの複合」(1993)

何方もかなり前にオンエアされたTVドラマだが未見だったので
松本清張の原作は過去の犯罪を隠すため再び罪を犯すという
パターンに、アリバイのトリックと言うパターンが多い。
*此の手の推理物の解説は当然”ネタバレ”だから
観てなかった人は、その覚悟で。
先の「Dの複合」は過去の犯罪を隠す為と言うヤツで
それを平幹二朗が演じたので、ほぼ”飢餓海峡”の三国連太郎的展開
それに主人公を、当時人気のあった野村宏伸が演じたので、
2人の間に津川雅彦といしだあゆみを入れて脚本・金子成人でも
話は広がらず詰まらない復讐劇作品と成った。



「留守宅の事件(1996)
その後、観た「留守宅の事件」は古谷一行と
内藤剛志という主役クラスのキャスティングに
余貴美子に祠口依子という芸達者な女優を噛ませているので
なかなか見応えがあった。
古谷一行は金田一耕助をシリーズやっているから、
自分が殺人犯と疑われても
地図を広げてアリバイ崩しをするのが自然と言うか
一方、自分の妻に保険金をかけて殺し、その罪を
古谷一行に着せる内藤剛志の演技が、その後彼が
”科捜研の女”などで”良い役”ばかりやっているから
私は騙された。
そんな事より、脚本の大野靖子は原作を離れ
殺された内藤剛志の妻・祠口依子と古谷一行に
”いとこ同士”の恋という関係という加えたのが巧みだ。
その後、古谷一行はTVで「失楽園」(1997)”も演じたからね。
祠口依子との此の作品が予行演習に成ったかも?
私もCMで古谷さんが同窓会で”マドンナ”と呼ばれた女性と再会
少し彼の心がよろめく設定を作ったな(笑)
此の犯人・内藤剛志のアリバイ崩しに
彼の妻・余貴美子が車を使って奔走し、結局それが功を奏して
無実は晴れたものの、”結局あなたの心には
いとこ(祠口依子)が居て、私は”留守番”だったのね”と
書き置きを残して家を出る妻・余貴美子の余韻が
松本清張の原作を超えていた。


 

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